婚活中の友人から「聞いて~~~!」と連絡が。
「二兎を追う者は一兎をも得ずって、こういうことなのかなぁ!?」と。
「どうしたの!?」と慌てて聞くと、
重複交際中のふたりの彼、どちらも最近反応が良くないとのこと。
デートの予定もはっきり決められず、連絡も滞り気味。
さらに、ひとりからはお断りを言われそうな雰囲気に……。
結婚相談所での婚活は、二股、三股が認められていて、それはお相手も同じこと。
「もしかしたら、私以外のひとで『いいな』と思うひとができたのかなぁ……」
声のトーンがどんどん落ちてくる友人。
「そういうこともあるけれど……、とりあえずまだはっきりお断りを言われていないのなら、挽回していかなくちゃ!」
発破をかける私。
重複交際中はお互いに、ライバルがいるものとしてしっかりと向き合っていかなければなりません。
上手に自分を売り込み、お相手の反応を見ながら真摯に付き合っていくこと。
決して、お相手の気持ちを試そうとしたり、
駆け引きをしようとしたりしてはいけません。
恋愛中のスリルや楽しさを求める気持ちはわかりますが、
重複交際中はそればかりを追っていてはうまくいきません。
あくまで、
「結婚相手にふさわしいか」
「自分はこのひとと結婚生活を思い描けるだろうか」
ということを意識して付き合っていくものなのです。
ですから、モタモタしていてはライバルに先を越されてしまいます!
スピード感も大切ですから、無駄な駆け引きはやめましょう。
「だって、やっぱり男の人にリードしてもらいたいし、オシャレなレストランにも連れていってもらいたいし……。私から誘うのって、なんだかちょっとね……」
そう言う友人に、こんこんとお説教をしたのは……ここに書かなくてもわかるかもしれませんね。
「〇〇してもらいたい」「〇〇してほしい」という、
「お姫様願望」を持ってしまう人も女性の中には多いものですが、そればかりではお相手から呆れられてしまいます。
受け身のままでは、成婚は遠のきます!
重複交際は仮交際、まだまだお相手との距離がある期間。
すべての人に同じように「してもらうこと」を望んでいると、
「二兎を追う者は一兎をも得ず」の未来が見えてきてしまうかも。
「ひとりは高学歴で高収入、でも好きな映画のジャンルがちょっと違っててね……。もうひとりは平均的な収入なんだけど、飲み歩きが趣味という点が一緒で、しかも日本酒が好きっていう点も同じなの!」
そう話す友人。
だんだんと優柔不断な面が見えてきました。
「どっちもいいなって思う点があるんだけど、でも決めきれないっていうか……」
このままではやはり「二兎を追う者は一兎をも得ず」状態になってしまうでしょう。
「あなたが一番大切にしたいことは何? 経済力? それとも休日にふたりで楽しめる趣味が合致していること? そこをもうちょっとはっきりさせておいたほうがいいわよ」
夏の夜に長電話をしながら、改めて、重複交際に入る前にしっかりと考えて決めておくべきこと(理想や重複交際への姿勢など)を具体的にひとに言えるようになっていなければならないな、と思ったのでした。
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